団地の横のなんでもない木
どうみたって低い木に
実がなるようにたくさんの熊蝉が
シアシアと発情しております
ここに一匹
その求愛の声が誰にもとどかず死んでいった
熊蝉が道路に転がっています
そのためだけに地上に出てきた
彼の無念は計り知れません
他の蝉の求愛の声を
まだ木にしがみついている
彼の空蝉が
おぼろげな目で観察しています
一体なにが悪かったんだろう
そう言いたげに
どうみたって低い木に
実がなるようにたくさんの熊蝉が
シアシアと発情しております
ここに一匹
その求愛の声が誰にもとどかず死んでいった
熊蝉が道路に転がっています
そのためだけに地上に出てきた
彼の無念は計り知れません
他の蝉の求愛の声を
まだ木にしがみついている
彼の空蝉が
おぼろげな目で観察しています
一体なにが悪かったんだろう
そう言いたげに
コメント
足跡を辿り、驚きました♪
すごく、語感が心地よくて、
どうしても「続き」を読ませていただきたく思い、
勝手にリンクを張らせていただきました。
御迷惑で無ければ、これからも読ませてくださいませナ。